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心理臨床オフィスまつだ

仕事にまつわる悩み

働き疲れる 仕事関係の悩み

働いている人にとって、仕事は生活の中で、多くの時間を過ごすことになります。

8時間勤務で、週に2回休みがある場合でも、少なくとも週40時間を働いていることになります。睡眠時間を除けば、自宅で過ごす時間よりも、職場で過ごす時間が長いと言えるのではないでしょうか。通勤時間や残業時間も含めれば、自宅にいる時間は本当にわずかなものになります。

このように生活の多くの時間を占める仕事ということは、生きることの大部分とも言えるでしょう。

仕事と悩み

仕事を続ければ、それなりに迷うことや悩むことがあったとしても、それは自然なことでもあると言えるでしょう。就職すれば新しい出会いや環境が待っており、そこに慣れるまでの間には、これ一つとっても悩みになり得ると思います。

はたまた仕事や職場に慣れてしまうと、「私の仕事はこれでいいのかな」、という悩みが生じて来たとしても不思議ではありません。その他にも、多くの悩みがあると思います。

  • 業務の量や質的な事
  • 働き甲斐
  • 職場の人間関係
  • 忙しさ
  • 競争
  • 異動・昇進
  • 復職に関すること
  • 家庭との折り合い
  • 仕事を辞めたい
  • 自分自身の能力への疑問
  • スランプ   などなど挙げればきりがないでしょう。

せっかく就職はしたけれど・・・何か違った

就職3ヶ月目

新しい生活に胸躍らせる人も多い事でしょう。

社会人初期には特に、考えていたことと実際とでギャップを感じることもあります。

退職の背景にはこのような理由も挙げられます。同時に、これを前向きに捉えられることもまたよくあることです。

 

プロジェクト

プロジェクトミーティング

時に、大きな仕事を担当することになる人もいることでしょう。仕事の大小ということをどのように区分けすることが妥当であるかわかりませんが、その人にとっての一世一代の仕事を任されるような場面です。

これはチャンスでもあり、プレッシャーでもあります。

 異動

せっかく慣れた、または充実してきた仕事であっても、時には職場の事情で担当が変わったり、部署を異動しなければならないこともあります。

また新しい環境に慣れるまで時間も必要となると考えられますし、何のための異動なのかわからないという疑問を感じる人もいると思います。組織によっては,直前まで知らされる、引き継ぎ時間も短く、どこか他の部署で全く違うタイプの仕事をしなくてはならないこともあるようです。

目まぐるしく変わる制度や環境

現代社会は非常に加速しています。10年前に使っていたパソコンにはなかった機能に驚かされ勉強し直した方もいることでしょう。余計に使いにくくされているようにも思います。

また法律が出来れば義務も増えて管理することも山盛りになっていきます。

 

労働人口の減少による業務負担の増

人口減少

これは個人レベルの話ではありませんが、少子高齢化社会においては労働人口の減少が社会問題と化しています。

若い人にその負担が集中しているのではないかと危惧もされています。

ある研究によれば、ストレスは末端に集まるとされています。かつて中間管理職のストレスが注目されましたが、どうやら末端らしいのです。

会社でよく聞かれるセリフ

会社の上司
会社の上司
残業はしないでください。持ち帰っての仕事も禁止しています。計画的に業務を完遂できるよう進めてください。

しかし、決して業務量が減らされることはないのです。これまでの隙間時間などを削減して効率化したに過ぎないことも多々ある模様です。そしてとどめの一言が、あれです。

会社の上司
会社の上司
決してしくじるなよ!

 

コンプライアンス

この10年だけとっても、様々な法律が制定されました。これは労働にも大きく影響します。

法律が変わると、世のなかが一変する事さえあるものです。昨日までの常識が覆されることもあります。

コンプライアンスは、概ね世の中を良くしようとする働きがあると信じたいですが、様々な軋轢やプレッシャーを生み出している事実はないでしょうか?

社内恋愛が減っていると聞きますが、その背景にはセクハラ意識の高まりがあるとする意見があります。加害者として見られてしまうという恐怖が社内恋愛を減らしているのだそうです。

IT化が進んだためとも見えますが、コンプライアンスが一役買っている可能性はありそうだと思います。

人間関係

いさかい

これが一番の悩み事かもしれません。パート、常勤、派遣などに関わらずどこにでも存在する悩みです。

言い辛いこともあるでしょう。

 

労働環境

パソコンを使うナース

パソコンの長時間使用などはそれだけでも堪えるものです。なるべく良い環境で働きたいものですが、夢中になるとそういう意識もどこかに行ってしまいがちです。

 

働くこととは

考えれば考えるほど、いろいろなことが浮かび上がってくるようであります。

最後に触れてみたいことに、仕事の疲れに関することがあります。

当然、一日働くと疲れが出ますが、その疲れには種類があるのではないかと思います。ここで触れるまでもなく、働いている人は経験なさっている事かと思いますが、疲れたけれど何か心地よさが残る疲れというものが存在するように思います。

それは仕事が終わったという達成感や充実感を伴うようなものなのかもしれません。

ここには非常に個々人の違いがあると思います。ある人は、まさに給料を得たというそのことが達成感となるかもしれませんし、家族のために働ききった自分ということに誇りを感じている人もいると思います。

または、仕事で結果を出したという、自分の能力への自信のようなことを感じている人もいるのではないでしょうか。

悩みは尽きないけれど、きっと働くことは楽しい、と感じた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

関連サイト:30代女性が生き方を考える時における、ある女性の物語→Bさんの迷い~後輩から届いた招待状~

 

まとめ

現代社会の仕事にまつわる悩みを概観しました。

かつてとの大きな違いは、少子高齢化を背景とする、労働力不足が挙げられるでしょう。

それから、良くも悪くもコンプライアンスです。

めまぐるしく変わっていくこの社会で働き続けることは本当に大変な事です。

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