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心理臨床オフィスまつだ

娘の事が心配で大人になってもついつい毎日電話してしまうのは、干渉し過ぎなのかしら

娘に電話 親子関係

よく、気にしすぎだよとか、考えすぎだよとか、などという言葉を我々は耳にするものです。 これは、受験勉強の場面で聞かれることもあれば、仕事上のことでもありそうなセリフです。 また、母と娘の間でもこのようなセリフは時に聞かれるのではないでしょうか。今回は、母親の視点からのことを書いてみようと思います。

大人になっても娘の事が心配は過干渉なのか

小さい子供に対しての心配もあれば、大きく大人になった娘への心配もあると思います。 小さい頃であれば、転んでけがをしないだろうか、とか、学校で友達ができるだろうか?などと考える母親の気持ちは当然のことだと思います。

また、大きくなった後でも、就職のことや、結婚のことなど、我が子のことを不安に思う気持ちは誰しもあるのではないでしょうか。実際、離婚する確率はそれなりにあるものですし、就職さえすれば安泰というものではありません。 職場にどんな上司がいるかわからないものですし、入ってみなければわからないこともたくさんあります。

心配しすぎなのか

やりすぎですよ

しかしながら、冒頭で触れたように、多くの心配を寄せていると、決まって周囲からは、「娘さんは大丈夫ですよ、心配しすぎですよ」、などと声がかかるものです。 悪気があってのことではないと思います。

つまり、心配そうにしているお母さんを不憫に思って、不安を鎮めようとして発した言葉なのでしょう。 しかし、言われた側としては、必ずしも納得の行くものではないと思います。 確かに、周囲の言葉によって、安心できることもあるのだと思いますが、それでもやはり心配で仕方ないと感じる方もあるのではないでしょうか。

場合によっては、周囲の何を根拠にしているかわからない言葉がけに怒りさえ覚えることもあるのではないでしょうか。

母と娘の当事者同士しかわからないこともある

心配する母親

周囲は、自分の経験とか、一般的な発想のもとに、大丈夫と言うのだと思いますが、母親と娘の関係は、本人たち同士しかわからない面がたくさんあるものです。 過去にあんなことがあった、とか、あの子はいつもああなのだから・・・などと、母親だけが感じ取っている心配事もそこにはあるのではないでしょうか。

つまり、時に、母親の心配は、そんなに楽天的な扱いをされるべきではないと思うこともあります。 ご本人がそう言っているのですから、ましてや部外者の方がそこまで核心を持てるでしょうか。

カウンセリングを学ぶと、その人に一番詳しいのは、その人自身であるというよう言い方がなされることがあります。カウンセリングを進める時、このような態度は基本だと思っています。もし、娘さんとの関係の事でのカウンセリングに、お母さん側がお見えならば、娘さんとの関係について、お母さんに様々なことを教えていただきながら進めることになるわけです。

カウンセリングでは、そのような対話を繰り返すうちに、新たな視点が生れることもあります。

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