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心理臨床オフィスまつだ

同じ時間に起きる方法

しまった寝過ごした 自分自身のこと

会社勤めの人や家族と同居の人は、それほど大きな問題にならないかもしれませんが、個人事業主のように不規則な時間に仕事をしたり大学に行く人にとっては、起きる時間のコントロールが難しくなる場合があります。

どのようにしたら起床時間を保つことが出来るのでしょう。

同じ時間に起きる方法を工夫して考案する

何時に寝ようが起きようが全て自由ですよ、お任せしますよと野に放たれたとき、自らの意志の力だけで起きる時間をコントロールすることは容易な事ではありません。

なにしろ、もう少し寝ていたいと二度寝をしただけで数時間が経ってしまうものですし、昼寝をすれば夜も眠れなくなります。

意志の力だけでは限界がある

これは、怠け者だからということではありません。毎日朝早くから出勤する人も、何かの力によって支えられているからこそ同じ時間に起きることができるのです。

例えば、それは家族の力が一つです。

同居家族がいれば、だいたいの時間に人の動き出す気配もすれば、料理のにおい、テレビの音なども聞こえます。もっと直接的には、時間になったら起こしてくれる人もいます。

そのため、嫌々ながらも朝目を覚まして家を出発できるのです。

つまり、起きる時間をコントロールするにはいかに外部の力を活用できるかが鍵になると言って過言ではないでしょう。

個人事業主などにとって、この種のテーマは死活問題となる事があります。

先に結論めいたことを述べておくと、「自分のため」ではなく、「人のために起きる方法」を追及すると辛いけれど起きられるのではないかと思っています。やり過ぎると窮屈になりますから、色々と組み合わせたハイブリット型が理想になると思います。

目覚まし時計

大音量目覚まし時計

これは基本的なことですが、一つは準備した方が良いでしょう。それも、頑丈なものを使いたいところです。なんども、机から落下するとすぐに壊れてしまう製品が出回っています。

二度寝対策を講じることも重要です。

猫は起こしてくれない

知らんぷりする猫

動物などいると、何か騒ぎ始める時間帯があるかもしれません。しかし、猫などはたまには起こしてくれても、気まぐれすぎて同じ時間は期待できません。

猫に限らず、他者頼みになると思いがけない失敗に至ることもありますから注意です。

テレビのニュースを予約する

テレビの扱いに慣れれば、予約機能を活用できる可能性があります。

つまり、所定の時間になるとテレビが自動的に映し出されるのです。例えば、毎朝同じニュースを観る習慣を作れればどうでしょうか。

朝8時になったらどこかに電話する

これは相手がいなければできない事の一つです。つまり外的資源を活用する方法ですから、ぐっとレベルが上がってきます。

しかし、そんな相手がいないということがほとんどです。

それに、いたとしても毎日付き合ってくれる人は皆無に等しいです。しばらくは付き合ってくれたとしてもいずれは愛想をつかされるものです。

天気を確認するために、取りあえず177に電話しても虚しさを覚えるでしょう。

8時半までにあの店に入らないと損・得をする仕組みを作る

これは条件が許せばですが、モーニングメニューをやっているお店で朝食にするのはどうでしょうか。

このお店では、ある時間を過ぎるとモーニングメニューが終了し割高になります。

この損をするというプレッシャーを活用する方法です。

もっとも、どうしても食べたくなるほどのお店があればそれをモチベーションに出発するということでも良いわけです。

お昼の弁当を朝一で店頭予約する

色々なアイデアに触れようと思いますが弁当屋にお昼を注文しに行くのはどうでしょうか。

他者が関与し始めると、意識に変化が生じるはずです。

もっと、強い対策をかけるならば前夜に弁当屋に予約を入れるのです。

そして朝一で弁当を受け取りに行く旨を伝えてしまいます。

ここまで言えば引き下がることはできません。

もし所定の時間に出向かなければ、そのお弁当屋さんに迷惑をかけてしまいます。

お弁当屋さんも営業時間はそれぞれですから、ちょうど希望の時間にはまるとも限りません。

お弁当屋さん以外にもこの種の方法を活用できる可能性はないでしょうか。

ハイブリッド型が理想的

幾つかのアイデアを並べてみましたが、実際的にはこれらの強弱、組み合わせが重要だと思います。

目覚まし時計一点張りの人は、何個も購入して大音量の中目覚めようとするかも知れません。

しかし、その後に待ち受けている二度寝の問題を解消するには、飛び起きるほどのボリュームを必要とするでしょう。

それではショックが強すぎ別な問題が生じてしまいかねません。

そこで、ハイブリッド型とは、取りあえず目覚まし時計で起きた後はテレビがつくのを待って微睡むとか、取りあえず電話を入れて覚醒水準を上げていくなどとする発想です。弁当も注文しておけばもっと確実でしょう。

二度寝を防ぐという意味でもそうなのですが、体に優しい方法という利点も見いだせると思います。

寝すぎてしまう場合は疲れがないかも点検を

番外編ですが、幾ら無理やり起きてもそれが自分自身を追い込んでしまう事になったら気の毒な話です。

特に、たくさん寝ても起きられない時や、眠り過ぎてしまう時には生活に無理がないか点検も重要です。

ひょっとすると眠り過ぎるのは慢性的な疲れのためという可能性はないでしょうか。

根性論ではどうやっても起きられない疲れのようなものもありますから、そういう時に目覚まし時計を何個も並べて無理をするのはお奨めしません。

朝のだるさ等感じる時には、そもそも良く眠れていないのかもしれません。

まとめ

  • 社会人であっても、自分の意志だけで起きられる人はほとんどいない
  • フリーランサー、個人事業主は、自分版の起き方のスタイル構築を検討してみてはどうか
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