息抜きをしましょうとか、早く寝ましょうという言葉は良く聞きますが、なかなかそれを実行することは難しいものです。
また、毎日となるとスケジュールの関係上どうやっても都合のつかないこともあるのではないでしょうか。
このように、息抜きや早く寝ることが義務のように感じてくると、そこに生じるストレスも高まっていくのではないでしょうか。幾ら、ジェイコブソンの漸進的筋弛緩法がリラックスを生じやすいからと言って、毎日の義務のようになっていたら、どこか違う結果を生んでしまいそうです。
あくまで一つの考え方程度に留めていただければと思いますが、物事は1日では終わらないことがあります。息抜きや睡眠もそうだとしたら、2日くらいのスパンでそれをやりくりしてはダメなのでしょうか。
案外、自然とそのようにしてるのではないでしょうか。
毎日完璧でなくとも、48時間で相殺出来たら良しとするのはどうか
例えば、仕事が立て込む日があり、帰宅が遅れ、睡眠時間が減ってしまった場合、翌日の仕事は、「今日は定刻で切り上げよう。早めに寝よう」くらいの気持ちにならないでしょうか。
1日目が4時間睡眠だったとしても、2日目に9時間眠ったら、二日間の平均睡眠時間は、6.5時間になります。まあまあではないでしょうか。
また、昨日はスーパーの売れ残り弁当だったので、今日は外食にしよう、などという発想もあると思います。経済的にも、スーパーの売り残り弁当が値引きされていて250円だったとしたら、2日目に1000円の外食をしたとしても、平均値は、625円です。
こんな考え方もあって良いのではないかと感じています。
完璧をたまには弛める
つまり、完璧を追及するのも良いですがたまには弛めると尚更良い場合もあるわけです。
ちょうど車のハンドルを握る際には「あそび」という表現が用いられますが、力いっぱい腕を伸ばして硬直していては運転はかえって危険なのです。
とことんやり抜く方が結果もスピードも良いように思えるようなところもありますが、実はそうでもない時もたくさんあります。
休憩を極めし者は、物事を制すというくらいの表現があっても不思議ではありません。
6割行けばいい
ちょうど最近放送されたドラマで近い話がありました。
詳細は伏せますが、もしバッティングセンター9割の球を打ち返すと目標設定した人と、6割あてるとした人とでは、どのような違いが生じるでしょう。
9割の人は、もし失敗が続いた場合、「もう後がない・・・」と精神的なプレッシャーが大きくなり、ペースが乱れた結果5割にも満たない結果になるかもしれません。
一方、初めから6割狙いの人は、数回空ぶったとしても、10回中6回あたれば良いという余裕があります。結果的に6割位を達成するのです。
まとめ
日本人として思うのは、とにかく貪欲に1点でも多く取れ!と学校やらで言われてきたような記憶があります。ような気がするだけであり、実際に何度も言われていたのかは定かではありません。
「ご飯粒は最後まで食べなさい」、これは道徳的によくわかります。ですが、何もかもこの調子では身が持ちません。数学のテストなら、概ね平均点で良しとするのは非常に納得できます。
こうした発想は家事や、仕事にも応用できることがあるかもしれません。