おだてられたり誉められた、人はいい気分になるものです。
しかしながら、逆に不安や恐怖を覚えることもあります。
おだててくる人が信用ならない
「おだてる」とは、あまりいい言葉ではないように思います。
本当に素晴らしいとは思っていないのに、「すごいですね!」などと言っているように聞こえるからです。
これは、別項でも触れた「さ・し・す・せ・そ」とも通じる話です。(参考ページ:当たり障りのないことを言って職場で身を守る)
お世辞だと聞く分には良いでしょう。
失敗したらどうなるのか恐怖を感じる
成功をやたら褒められた時、同時に「では結果を出せなかったらどうなるのか・・・」という恐怖が生じないでしょうか。これは性格にもよるとは思います。
捉え方によっては、「成功している状態でしか認められない」という人間性を欠いた振る舞いに感じられてきます。
悪意のある人は、褒めちぎって遠回しにプレッシャーをかけている可能性があります。
当事者同士だけならまだしも、そこらじゅうにあの人すごいんだよーなどと言いふらしていたら、失敗したときの注目度が大きくなってしまいます。
おだてながらけなしている人
それはおだてているのか、けなしているのか、妙な言い回しの人もいます。
ある詩を書いたその人は、多くの人から称賛されていました。素晴らしい内容だったためです。
そこへ、友人がやってきてこういったのです。
これは、ライバル意識のようなものがはみ出ています。嫉妬や妬みの類です。
素直に喜べず嫌味を言いに来たのでしょう。嫌な後味を残します。
ぼろを誘う
おだて褒めちぎって、会長にさせられることもあります。これには3つの意図を感じます。一つには面倒な事を押し付けるということ。又は、言うことを聞きやすい人を会長にして裏で操ろうとする意図。さらには、会長にして攻撃する意図です。推薦しているのだから協力的であると思いたいですが、実際には会長になった途端に、責任を追及して来るのです。そして追い込んでぼろを誘い、他の人の前で恥をかかせるのですから最悪の結果になってしまいます。
掌を返してこき下ろす
より直接的な悪意ある人は、褒めちぎったかと思えば、ここぞとばかりにこき下ろしてくるのです。上記の3番目の意図と同じです。批判するために褒めちぎったのです。
このような時こそ、心理的ショックは大きくなります。褒めちぎられていい気分になっているからこそ、その落差にダメージが大きいのです。
これは、策略を前から練られていたか、時流が変わって潰される対象になったかなのでしょう。
一線引いて付き合う
このような態度を取られたら、それは失礼極まりの無い事なのです。自分を責めるような必要なまったくありません。
今まで気を許していた分を、引き締めて付き合うのはどうでしょう。「大事なことはもう教えてあげない!」「もう遊んでやらない!」くらいの心づもりです。信用ならないのですから大事な話しなど危なくてできません。
フレネミーなどという言葉がいつからか聞かれるようになりましたが、「嫌な奴」と思っておけば良いのではないでしょうか。
まとめ
人からけなされたり利用されたり、本当に恐ろしい事があります。
人間関係には敏感になってなりすぎなことはないと思うところです。