メンタルヘルスに関する情報が10年ほど前に比較すると、格段に入手しやすくなりました。
逆に情報化社会においては、どれを参照すべきか悩むことに繋がってしまいます。
働く人のメンタルヘルス対策に関する資料集
管理職や、職場の産業保健スタッフが必要とする情報と、労働者個人では求める内容も異なります。
こころの耳
厚生労働省の委託で、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が作成しているサイトです。職場のメンタルヘルスに関する情報が一通り概観できると思います。
動画によるコンテンツも作成されており、そこでは、職場のメンタルヘルスが概観されています。1本15分程度の動画コンテンツ4本で構成されています。
昨今よく見る形式のコンテンツで、演者の様子と同時に、パワーポイントの資料が映し出されています。何度も見ることができるので、職場内で社員教育などに活用している企業があるかもしれません。
そのほか、eラーニングと呼ばれるコンテンツもあり、ストレスチェック制度に関しても、早速コンテンツ化されています。
サイトの構成が、働く人向け、家族向け、事業所向け、支援者向けに分けられており、メンタルヘルスに関わる様々な人の情報源に活用できそうです。営利目的でなければ、掲載内容を活用することも可能な場合があるようです。サイト内の説明書きをご参照ください。専門家にとっても有用な情報があるかもしれません。
パンフレット類も多数ダウンロード可能になっています。目的に沿ったものがみつかるかもしれません。
現在でも更新なされているようです。新着情報などが掲載されています。
中央災害防止協会
通称、中災防です。
HPに疲労蓄積度チェックリストなどの様々なコンテンツが掲載されています。
産業保健総合支援センター
産業保健スタッフ向けの研修など行っています。
独自のコンテンツが作成されているセンターもあります。また研修会も企画されています。
全国一覧はこちらです。:産業保健総合支援センター(労働者健康安全機構) ※見当たらない場合はサイドメニューをクリックして下さい。
学会・その他団体
関連する学術団体も各種あります。
その他団体
各種統計・データ類
データを読みこなすには根気がいりますが、全体像の把握に役立ちます。
毎年、数年に一度実施される調査もあります。年度を変えて検索すると別なデータがみつかる場合もあります。
- 令和4年度公立学校教職員の人事行政状況調査について
- 国家公務員長期病休者実態調査
- 令和4年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況
- 令和4年度「過労死等の労災補償状況」を公表します
- 「令和4年版 過労死等防止対策白書」を公表します
- 令和4年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況
事例集関連
実際にどのように取り組んでいるかがわかると、自分の組織にも応用が利くかもしれません。
- 事業場におけるメンタルヘルス対策の取組事例集 厚生労働省(PDF)
- 心の耳の中に、職場のメンタルヘルスシンポジウムのページがあります。各種実践報告の動画が視聴できます。
ネットニュース
Yahoo!検索を使っていると、TOPページに突如労働関係の記事が目に入ることがあります。あれらを、リンク集としてまとめてみてはどうかと思いました。
元々は、別な団体が発表したものを取り上げていることがほとんどなのでしょう。
プレスリリース
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- 第11回「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果を公表
「心の病」増加企業が急伸、世代別では10~20代が過去最高 日本生産性本部 - 精神疾患で休職の教員過去最多 初の6000人超 20代が高い増加率 NKH
- 第11回「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果を公表
その他
後書き
この20年程の間に、メンタルヘルス関連の情報は膨大になりました。
この10年と言っていいかもしれません。
2010年前後に、都内の駅前にはメンタルクリニックが幾つも開業されました。中には、リワークを専門化したデイケアを整備するクリニックも開院されています。
20年ほど前には、なにがしかの情報に辿り着く事さえ困難なことでしたが、インターネットの普及が主要因だとは思いますが、アクセスしやすい世の中になりました。
当オフィスにおいても、仕事の悩みに関係するカウンセリングも行っております。各種案内をご参照下さい。
- 参考サイト:仕事の悩みに関するカウンセリング