夫婦になってから初めて旅行に出かける夫婦は少なくなっているかもしれませんが、昔から新婚旅行という言葉があります。 一説によると、坂本龍馬夫妻が、その先駆けだったようです。
新婚旅行の意義とは
坂本龍馬は、九州辺りに出掛けたのでしょうか。昨今は、国内外を幅広く選択できる時代になりました。 もしかすると、間もなく宇宙へ出かける夫婦も増えるかもしれません。 しかし、どこに出掛けるかは、意見が同じとは限りません。夫婦初期の一つの山場と言えるでしょう。
- 参考サイト:坂本龍馬のハネムーン|霧島市 ※調べました。
成田離婚
最近はあまり聞かなくなりましたが、20年ほど前、成田離婚という言葉が流行りました。新婚旅行をきっかけに離婚を決意するという意味です。(正確な定義はわかりません)
想像ですが、結婚まではお互い仲良く、信頼し合っていたところ、旅行先で、別な一面を知ることになったり、旅行先においてやたらと頼りなかったりなどと、新婚のイメージを崩壊させるような出来事が幾つも起きての、離婚ということなのでしょう。
対人援助職が理想と現実のギャップに感じる、リアリティショックにも少し通じる話であります。 旅行先での不甲斐ない様子は、頼りがいのある旦那さんだと思っていた、奥さん側からすると非常にショッキングではないでしょうか。
自分の方が海外経験が多かったり、英語が話せたりすると、旦那さんに求めることは、もっとハードルが高くなりそうであります。男性は、新婚旅行に備えて、海外旅行に精通しておくべきなのでしょうか・・・ 成田離婚については、時代背景などもあるのだと思いますが。
それにしても、離婚のきっかけにさえなり得てしまう、新婚旅行なのですから、やはり夫婦の歩みを進める上での一つの山場と考えて良いようです。
- 参考サイト:成田離婚(wikipedia)
よくよく考えると二人だけの時間
新婚旅行の意義しかしよくよく考えると、新婚旅行とは、相手のほんとのところを知る良い機会なのかもしれません。 夫婦としてやっていくのですから、いつまでも、やたらと気をつかっていたら、共同生活はくつろげそうにありません。(一方、くつろぎ過ぎてしまうとロマンを失うようですが)
二人だけの時間として、使うことが出来る旅行なのですから、結構貴重な機会のようにも思えて来ます。旅行先は言わば、非日常です。色々なしがらみも自宅に残して、二人だけ出かけるわけです。 相手の挙動がやたらと気になってしまうのも、どこかわかる気がしてきました。二人だけの時間では、お互いの事に意識が集中しているということなのでしょう。