著者:【柏に開業】臨床心理士 松田卓也

常勤職ではなく、フリーランスで働きたい

フリーランサー

働き方の多様化などと言われはじめてからどのくらいが経つでしょう。

かつては終身雇用が大勢でしたが、現代では様々な働き方をする人が増えてきました。常勤になろうとはしたけれど、続かなかった人や常勤職が得られなかったという方もまた多い現実があり、この現状はよく見直されるべき事がたくさんあります。

社会保障のことなど様々な問題は山積していますが、それでも尚、常勤ではない働き方をしたいと自らの意思で考える人はいるものです。

常勤ではなくフリーランスを選択したい

例えば、フリーランスのWEB制作、フリーライター、フリーのカウンセラーなど、業種も多岐にわたります。この場合は業務委託契約を取る形式が多いでしょうか。或いは直接的に仕事を受けることもあるでしょう。

また、業務委託のような形ではなく、給与を複数個所から得る働き方もあります。非常勤掛け持ちの様なスタイルです。これは、フリーランスとは呼ばないとする見方が強いようです。

初めの何年かは一カ所に勤めていた人が、その後に働き方を変えるという場合が多いのではないでしょうか。はじめから就職など決してしないと決めている方もいますが、まだ数は少ないでしょう。

明確な定義はないとされていますが、政府もガイドラインなどを作り始めました。

参考サイト:厚生労働省

フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ 

 

医療関係のドラマにフリーランスが登場!?

何気なく見ているドラマも、着眼点を変えると別な意味でも興味深くなります。

例えば、人気ドラマの「ドクターX」はどうでしょうか。

主人公の大門美智子は、特定の病院には所属せず、様々な現場を渡り歩いています。

銭湯の跡地のような事務所が登場しますが、そこの「社員」ではないのでしょう。

事務所が見つけて来た仕事を「業務委託」で受けていると見受けられます。

ザ・トラベラーナース

もう一作品挙げると、「ザ・トラベラーナース」があります。那須田歩さんが、さすらいのフリーランス看護師として登場します。

中井貴一さん演じる、謎のスーパーナースとの掛け合いにはどこか温かいものを感じるドラマでした。

[su_box title=”関連サイト:ウィキペディア”] ザ・トラベルナース  [/su_box]

その他のフリーランス一覧

せっかくですので、フリーランスを一覧にします。

ライター、作家など

フリーライターという言葉はかなり長らく馴染みがあります。多くの方がイメージも付けやすいでしょう。

作家が会社に就職して、そこで小説を書くという姿はイメージが付きません。

たいていはフリーランスなのでしょう。

この場合、自宅で小説を書き、複数の出版社からの依頼を受ける関係という風に想像されます。

カメラマン

カメラマン

新聞社に所属するカメラマンもいますが、フリーで活動する方もいます。

かつてはどの町にも個人経営のカメラ屋さんがありました。それらは自営業に分類されることになりますが、フリーランス的要素を持っていたように思います。

修学旅行に同行したカメラマンは、どこかの会社に所属していたわけでありませんでした。

その他、戦場カメラマン、オーロラを追いかけている人など様々な活動があります。

心理カウンセラー

心理カウンセラーのフリーランスも存在します。

ですが、我々臨床心理士の場合、「非常勤掛け持ち」が多く、フリーランスとは少し異なります。

とにかく仕事を受けていたら、それが偶然業務委託でいつの間にかフリーランスの定義にはまっていたという場合すらあるでしょう。

関連ブログ:臨床心理士が活動している7つの領域

翻訳・通訳家

勝手なイメージですが翻訳や通訳の仕事は、委託案件も多い事でしょう。

何かの会議の際に通訳が呼ばれるなどという場合もあるでしょう。

日本に住む外国人が年々増えているのですから、通訳の方の活躍どころも増えそうな気がするのですが、そうはならないのでしょうか。例えば、日本語を話せる外国人であっても、労働契約を交わす際の複雑な表現などを逐次確認しながら進めたい時には、一人通訳の方に同席してもらってはどうかと思うのです。

エンジニア

おそらく、エンジニア、それもPCを使って仕事する仕事がフリーランスの代表格なのではないでしょうか。

一部では、ランサーズというサイトが使われている模様です。

また、電車内の広告やテレビCMにもそれらしきものが見られるようになりました。

親族や知人らから理解を得にくい

粉飾決算

これらの働き方をする際の一つの悩みに、他の人や親世代から理解を得にくいということがあるかと思います。

やはり終身雇用や常勤職への指向は強く、そうでない働き方をネガティブに見る傾向はどうしても残っています。

その際たるところは、イメージのようにも思いますが、社会保障の点で不安であるということなのでしょう。

病気をした場合どうするのか、厚生年金に入っていないと年金額はどのくらいか、売り上げは安定するのか?などなど、幾つもの切り口から責め立てられた人もあるでしょう。

社会保障に関しては、全くないわけではなく国民年金基金や小規模企業共済などの活用によっていろいろと埋め合わせられることもあります。

確かに周囲を納得させるには、それらを固めて示す必要があるのかもしれません。

また税務処理も正確に行う必要があります。

 

日本人は安定収入がとにかく肝心

アパートを借りた経験を持つ人は感じたことがあるかもしれません。

保証会社を通す際「審査」と呼ばれるものを受けるのですが、これはいかに礼儀作法を尽くしても通るものではありません。人となりなど無関係だといわんばかりなのです。

かつての経歴なども一切無効です。

何で判断されるかと言えば、「安定収入」の有無なのです。

新しい街で心機一転生活をはじめようとして、仕事を辞めていたら、次の仕事が決まるまで賃貸は借りられない可能性があるのです。(※貯金額を示すなどの手はある模様です)

これは賃貸に限ったことではなく、様々な場面で登場する概念です。

娘の婚約者に6000万の貯金があったとしても、それは「安定収入」ではないため結婚を認めないなどということもあるほどなのです。(平松伸二さんの自己伝的作品の中にそのようなシーンが描かれています。40年くらい前の時代設定です)

又、保険証が社会保険なのか国民健康保険なのか、これで判断されてしまう事もあります。

[word_balloon id=”mystery_men” size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” name=”知人” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]社会保険に加入していなければ、お見合い相手は紹介できん![/word_balloon]

魅力も大きい

一つの会社に長年勤めあげることも尊敬できる働き方です。それを悪く言うつもりはありませんが、一方でフリーランスで働く在り方もまた大きな魅力を持っています。

組織に所属しない自由を持っています。

自由などと言うとすぐに外野からは、「責任が伴う」とか「本当の自由とはなんだ」などと飛んできますが、それでもこれが良いのだ!と組織から離れて働く人はたくさんいます。

フリーランスから段々常勤になるのもありではないか

逆の発想ですが、フリーランスを35歳くらいまで続けて、常勤になるという方もあるのではないでしょうか。

例えば、絵描きなどはどうでしょう。

絵画教室を掛け持ちして、それが業務委託ならばフリーランスです。

師弟関係のようなもので、手伝っているという方もあるでしょう。

その内に、「実は一人、正社員を雇いたいんだ・・・」などと絵画教室の経営者が言ってくるかもしれないのです。10年もいれば誰か辞める人もいるものです。この話を受ければ、常勤社員になるわけです。

心理カウンセラーなどでもありそうな話です。

このような就職の仕方も予てよりあったように思います。

まとめ

例えば、個人経営の食堂や、本屋さん、八百屋さんなど・・・立派な職業なのですが、現代社会では数が減っています。跡継ぎ問題もありますが、どこもチェーン店なのです。すると、誰もかれも、どこかの企業の勤め人にならなくてはいけない社会になっているということではないでしょうか。

フリーランスでやりたいという希望は、ごく自然の考え方なのです。

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