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心理臨床オフィスまつだ

新四国相馬八十八カ所霊場

お遍路さん 常磐線沿いでカウンセリングをご検討の方へ

お遍路と言えば、四国を思い浮かべますが、茨城県の取手はお遍路さんでも知られる土地なのです。江戸時代に各地に巡礼地があったそうです。四国までいかずとも、お遍路周りを多くの人ができるようにとの配慮だったのでしょうか。

新四国相馬八十八カ所霊場は60㎞

詳しく調べてみないことにはわかりませんが、日本には富士山信仰といって、身近な山を富士山に見立てるということがあり、それと近いものを感じなくもありません。

新四国相馬八十八カ所霊場は、250年ほど前に、四国から戻った勧寛光音という僧侶が作ったとも言い伝えられているそうです。四国のお遍路総距離は1200キロにも及ぶといいます。相馬八十八カ所は、60キロ余りということです。

一日にあるくには途方もない距離のように思われます。しかし、自転車など使っても良いものなのでしょうか。フルマラソンが42キロですから、行ける人は行けるのかもしれませんが、ちょっと通常は不可能ではないでしょうか。ましてや、35度も気温がある日は大変です。

正式には、回る順番が決まっているとの話もあり、その場合は500キロ以上の距離となるようです。

利根川に沿って柏、我孫子、取手にそれらの場所はあるようです。歩いてみないことにはその実際はわかりませんが、かつて、宿場として栄えていたころ、お遍路さんもよく我孫子宿や取手宿を利用していたのでしょうか。

人がお遍路に向かう時

さて、人はなぜお遍路に向かうのでしょう。暑くて長い道のりを、なぜ出かけるのでしょうか。

単に興味本位や学生時代の旅行感覚で回る人もあるのだと思いますが、その他、個人個人様々な思いを抱えているのではないでしょうか。

例えば、人生の転機に向かう人、誰かを思いながら歩く人、自分自身を見つめるために歩き続ける人などです。

仲間とわいわい談笑しながら歩く人もあれば、黙々と修行僧のように歩く人もあることでしょう。また、余裕なく険しい顔をする人もあるのではないでしょうか。

内的な作業を行おうとするとき、60㎞という距離では、足りないという場合もあるのではないでしょうか。四国の場合は1200㎞ですから、20回で同じ距離を歩いたことになります。

巡礼のスタイルはそれぞれ

取手市観光案内のページを見ると、スタイルは決まっていないようなことが説明されています。(本来の正式な巡礼コースはあるようですが)

冒頭の方でも触れましたが、自転車に乗っても良いのだそうです。

江戸時代には自転車はありませんでしたから、もしあれば乗っていた人もいたと思います。

無理して先を急ぐお気持ちもあるかもしれませんが、自分にフィットする形で行ってみるのも

実りが得やすいのではないでしょうか。

途中、休憩を取れる場所は点々とあるのでしょうか。その辺の事が気になります。

まとめ

特に、信仰心がない場合でも、宗教やその行事は日本人の心を支えてきたように思います。それを文化と言ったら宗教家の方には怒られてしまうかもしれませんが、そういう一面があるように感じています。

そして、その力が時代と共に省略されていったとき、何か一つ心の支えを失ったような気持ちになってしまうのではないかとも思うところです。臨床心理士などという者にわざわざ「資格」などとしているのは、そういう現代社会の背景事情があるように思えて仕方ないのです。

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