あまり意識することがないという人もいるかと思いますが、住む場所を選びたいと考える人も少なくないものでしょう。
どの土地に住むか、選択できるものであれば各々そういう土地があることでしょう。
コロナ以降、東京から出る人が増えているようなニュースを見るようになりましたが、行先はどちらなのでしょう。一言で常磐線といえども、それぞれ別な魅力を持った街が並んでいます。
せっかくならあの町に住みたい
住めば都という言葉もあるくらいですから、何気なく住んでいた土地が一番住み心地が良いとも考えられますが、それにしても、あんな場所に住めたらいいなぁという思いは、どこか時に人がもつ当然の思いなのではないでしょうか。
住みたいまちランキングというものがあるそうですが、この辺りでは白井市に人気が集まっていると聞きます。白井市といえば、柏市から車で直ぐの距離なのですが、柏市とはまた雰囲気が異なるようです。
そして、白井市は常磐線沿いではありません。
都心から100㎞ないしは1時間といえば
東京を離れる人の中で、やっぱりそれでも時々は東京に行きたいと考える方は少なくはないのだと思います。その場合、東京から100㎞圏内くらいならば、月に数回位なら可能な範囲と言えるでしょうか。
100㎞という距離は、相当な距離ではありますが、月数回位ならばなんとかなるでしょうか。上野駅を起点とすると、柏駅までは30分程度です。
上野から北に100㎞は水戸駅位
さらに北へ30分向かうと、土浦駅位です。この間の距離は、66㎞です。
特別快速であれば60分を切りますが、通常は1時間を上回ることになります。
100㎞先は、水戸駅くらいに達します。
水戸駅からならば、スーパーひたち号を利用すると、1時間程度になります。
しかしその場合、片道3890円の交通費がかかりますので、そう頻繁とはいかないでしょう。
何を求めて東京を出ることになったのでしょう。
もしかすると、移住先もあまり変わらない生活かもしれませんし、不便と感じる方もあるかもしれません。
イメージと違ったり思うようにはいかないもので、もし移住する場合には、よく下見をするなど慎重に検討したいものです。
人生観を反映していることもあるのではないか
少し大きな視点から考えると、住まいをどこに持つかは、その人の人生観にも関係することのように思います。
敢えて文明から距離を置きたいという人もいれば、目立たないように都会の片隅にまみれて棲むという住み方もあるわけです。
よく聞くセリフが、「東京は住むとこじゃない」です。
通勤が便利であること
では、常磐線沿いでは、どの辺りが人気なのでしょう。都内へ勤務されている人にとって、柏や松戸はなかなか良い位置のようにも思えますが、交通の便が良いという点だけがポイントになるとは思えません。
住みたい土地を考える場合のポイントには、何が重要であるか、ここに個々人の価値観の相違が現れるのではないかと思います。とにかく仕事向けの環境にしたいということであれば、アクセスを重視したような選択をするのではないでしょうか。
昔から、働くところと住むところは別にするという考え方があります。オフィス街などという言葉があるように、オフィス街に住む人は少ないものです。
現代社会の場合、交通の便が進化したためか、50kmでも離れた場所に住まいを構える人は少なくないのです。ドーナツ化現象などという社会問題も生じました。
近い方が良い
仕事をはじめたばかりの頃など、「近くに住む方が良いぞ」などとよく聞いたものです。
徒歩数分なら15分前に起床すれば間に合うかもしれません。
むしろ郊外の静寂を選ぶ
また、安心とか静寂ということをポイントにした場合は、もう少し郊外の方を選びたくなります。
大正時代頃、我孫子は別荘地だったと聞きます。別荘地ですから、普段の生活以上に、心地よく過ごせることを意図して作られた街だったのではないでしょうか。職場に近い街中に住みたいという人も多いと思いますが、住まいくらいは落ち着いた場所にしたいと考える方もまた多いはずです。