子供にお小遣いをどのくらい渡したら良いのか、また、どのような渡し方が望ましいのかなどと、お小遣いにまつわる子育て上の悩みは多そうです。
実際的には、家庭ごとに、特徴があるのだと思います。
お小遣いは幾らぐらい
年齢によって、お小遣いの金額は異なりますが、高校生くらいになると、使う額も小銭では到底足りません。
しかしながら、自分でアルバイトもできる年齢ですから、どこまで出して良いものか迷うところでもあります。
また、部活動などしている際に、新しいシューズが欲しいとか、専門書が欲しいなどと言ったとき、それはお小遣いで工面させるべきなのか、別経費で考えるのか、このような迷いもあると思います。お金の使い先別で、どのくらいの金額がかかるのかに触れてみたいと思います。
駄菓子屋のお菓子
駄菓子屋も最近はほとんどなくなってしまいましたが、小さなお菓子が、数十円単位で売られています。
小学生に、これらを自分のお小遣いでやり繰りさせることは可能ではないでしょうか。その場合、500円もあれば、かなりのお菓子を手に入れることができます。
ゲームセンター
学校の規則でゲームセンターへの入場は禁じられているかもしれません。
もし、ゲームセンターでお金を使うと、これは結構な金額が必要になります。一回のゲームで100円はかかりますので、1日につき、少なくとも数百円は必要とするのではないでしょうか。
また、自宅でゲームを購入する場合は、数万円かかりますので、これは日ごろのお小遣いの範囲では到底不可能で、誕生日やクリスマスなどの機会とすることになると思います。
近所でサイクリングや草野球
サイクリングや草野球などでは、お金はほとんどかかりません。しかし、途中で小腹がすいたり、水分を取ろうと、缶ジュースを買うかもしれません。
1回につき、やはり数百円を使いそうです。水筒を持って出かける子供も少ないでしょうか。サイクリングであれば、多少、飲み物や食べ物のことも考えて出かけるでしょう。
喫茶店
喫茶店は全国的に数が少なくなりました。その代わり、別なコーヒーチェーン店が増えています。
とは言えども、一杯250円くらいにはなるでしょうから、なかなかの金額です。その他、サンドイッチやコーヒーフロート(チェーン店にはない?)などはさらに高額です。
高校生くらいになると、学校帰りに、友達とお茶や外食をして帰るくらいの付き合いはあるでしょう。マクドナルドに行くことを、マクるなどと言った時代もありました。週2回、お茶をして帰る場合、一回500円として、月4000円です。
金額に思いめぐらせる機会
このように見渡してみると、子供の生活の中でも、お金を使いたくなる場面はたくさんあります。
しかし、多少工夫すれば、安く済ませられる機会も少なくないようです。コーヒーにしても安いお店が見つかれば節約できますし、ゲームならば、誰かの家に集まってソフトを貸し合うなどもできるわけです。
全てをお金に換算した思考にはなって欲しくないものですが、確かに、お小遣いを与えすぎてしまうのは考えもののように感じられます。高校卒業とともに就職や進学で一人暮らしを始める場合、それは10万円以上のお金を扱うことになります。
それを考えると、多少は、事前に金銭感覚を得ていてほしいとも思うものです。