仕事が忙しすぎたり、キツイと理由からの退職は多くの人がイメージしやすいところです。
しかし、昨今の報道を見ていると、ゆるすぎて退職する人が増えているというのです。
これはいったいどういうことなのでよう。
退職の理由は、この職場では成長できないから
成長したいとの気持ちは多くの人が持っているものです。
はじめての就職であれば尚更のことかもしれません。
しかし、この成長したい気持ちが、そのまま成就される事が難しいということを知る人もまた多いものです。
誰しもが諦めて来た歴史があると言っても過言ではありません。
まあ、まあ、もう少し待ちなさい
はじめての就職の際、期待と不安が入り混じるものです。
ある人は、本当に自分に仕事が務まるのか・・・、恐ろしい上司に怒られないだろうか・・・と緊張するものです。
一方では、ようやく窮屈な大学から抜けて社会に出たのだから思い切り駆け上がってやる!などと思う人もいるわけです。
それは、今までの閉塞感からの脱却もあれば、早く自分が活躍したい、成長したいという思いもあるのでしょう。
いつまでの勉強ばかりでは、いつになったら実践に入るのだと問い詰めたくなるものです。
社会人になったのですから、学生とは違いいよいよ力を発揮していい舞台に上がったのです。
ですがそんなとき、上司からは「まあまあ、もう少し待ちなさい」などというセリフが出たらがっかりするのではないでしょうか。
本格化するのは秋くらいかな・・・
職員研修や会社の風土を学ぶなど、確かにそれらを終わるには半年くらいはかかるものかもしれません。しかし、大学まで勉強していて、さらに勉強なのかとつくづく退屈な思いをする人もあるのでしょう。
そして、ようやく研修も終えると、またしても上司が言うのです。
「まあまあ、そんなに急がなくても。お盆明け・・・そうね、秋くらいからぼちぼちかな」
半年待って、さらに待つのかと、モチベーションもこの辺で続かなくなる人もあるでしょうか。
なぜそんなに生き急ぐのかね?と説教を受けることもある
前のめりな態度が、時に上司の怒りをかうこともあります。
「なぜそんなに生き急ぐのか?皆で足並みを揃えることが重要ではないのか!それとも何かね一人占めしたいのか?」
こんなことを言われ続けることもあるものです。
もうやっていられない気持ちになる方もあるでしょう。
社会的背景事情があるのか
もしかすると、会社側が気をつかっている社会背景があるのかもしれません。
これは相次ぐ労働環境に起因する職場の休職者の増加や、各種ハラスメント、コンプライアンスなどに配慮するためです。
時代が変われば、こうまで言う事が変わるものなのかと思う程の事もあります。
組織側が間に合っていない可能性もある
よくコマーシャルなどで、近日公開とか、今後の動きに刮目などとして興味関心を引き付けようとするフレーズが目立ちます。
ですが、本当にそんなフレーズで言い表すべき内容のあるものなのかのいうと、必ずしもそうではないのです。
後悔されたら拍子抜けするものもあれば、いつまでも公開されず企画倒れの事もあります。
1年も待った挙句にです。
就職先もそういう面があるのでしょうか。
そうだとすれば、だまされた・・・と感じる方が出ても不思議ではありません。
就職して蓋を開けてみたら、「実は、業務内容は一切決まっておりません!」なんてこともあるやもしれません。
まとめ
こんなとき、人はどう生きようとするのか。心理的な観点からは、そうした気持ちを整理し今後の自分自身の在り方を検討していく機会をもつようなやりとりとなるでしょう。
思えば、長い人類の歴史の中で、自分自身の思いや才能を潰されてきた人たちがどんなにいたことかわかりません。それが世の中であるとするなら、自分はその世の中でどう生きて行こうとするのかという問いかけがはじまることになるのでしょうか。
環境を変えるため、転職に踏み切る方もあれば、何かを見出そうとする人もあるのでしょう。