当オフィスでは、カウンセリングをプログラム化していません。
カウンセリングはプログラム化していない
時間や料金など決まっていることはありますが、カウンセリングの時間中に語られる内容は、その場の状況によって方向性が異なります。
或る時には、家族の話が中心になり、あるときには仕事や自分自身の事が話題の中心になります。これは順番に家族、仕事、自分自身というような話を進める手順があるのではなく、話の展開がその話題の登場を必要としたためです。
初回面接に限っては多少、ご記入いただく書類や説明事項があるため形式ばったことも行います。しかし、本題に入ってからは、語りの順番は自由です。時々、カウンセラーが質問を挟みますが、それはその人の語りをより理解しようとするためであり、形式的な質問とは異なります。
→初めてのカウンセリングもご参照下さい。
面接の種類
心理学の調査法など学ぶ際に、面接の方法についても触れることがあります。カウンセリングと調査法は無関係ですが、この分類でカウンセリングを考えると下記のようになります。
まず、面接を3つに区分すると、構造化面接、半構造化面接、非構造化面接と言う事ができます。
- 構造化面接
面接の内容を詳細に決めて行うスタイル。
- 半構造化面接
面接の内容を概ね決めて行うスタイル。この面接では、予め質問項目を用意し、順番に話を進めて行く。ある程度の自由度がある。
例えば、採用面接は半構造化で行われることが多いのではないだろうか。
- 非構造化面接
面接の内容を決めないで行うスタイル。面接を受ける人は自由に語る。通常カウンセリングはここに分類される。
このように、カウンセリングは、主に非構造化面接に分類されます。自由な語りが展開される中で、内省などが起きます。
カウンセリングをプログラム化している相談機関もある
カウンセリングの進め方や方法に関する考え方は、相談室によって異なります。確かに、プログラム化されたカウンセリングも行われています。
例えば、5回をワンセットとしたカウンセリングで、あらかじめ一回目の内容、2回目の内容が決まっているような形式です。いずれにしても、疑問点がある場合は、可能な限り、開始前に確認をすることが大事だと思います。料金もかかるものですから、途中で中止する場合の料金の扱いなども確認しておきたいところです。
→カウンセリングの方法もご参照下さい。