カウンセリングも終わりに向かうことがあります。
何通りかにわけて考えた方がわかりやすいと思いますので、今回は数回のカウンセリングを行った後に終了する場合を想定しました。実際、そのどきどきで、終了の仕方も異なりますので、参考程度にご参照下さい。
カウンセリングにも終わりがある
またカウンセラーの受けて来たトレーニングの違いや、相談内容、主治医の有無などの要因によってもその終わり方は変化すると言えるでしょう。
先に最も重要なことを述べておくと、相談に通う方には、カウンセリングを開始する自由があることと同様に、カウンセリングを終わりにする自由があると私は考えています。終わり方についても、カウンセラーが一方的に終了と決めつけられるものではないと考えています。以下は、終了する場合の様子を表しています。
5回中、4回目の内容
例えば、半年の間に5回のカウンセリングを行った場合、4回目の面接の中で、次回が最後になるかもしれないということが話題に上る可能性があります。
自然と話題にのぼる場合と、カウンセラー側が、なんとなく終了のニュアンスを感じた場合に、「4回お会いしましたが、いかがなさいましょう」などとお伺いしてみることもあります。(カウンセリングは自由意志のもとにご利用いただくという考えから、折に触れて、継続か終了の意思を話題にしようとする態度もあります。)
そして、おおよその目途がついたことなどの理由から、次回を一応最後にしますとのお返事をいただく場合もあります。あと1回か2回というお返事でももちろん結構です。
このようなやり取りを通して、「では一応次回が最後のつもりでお待ちしております」などとお伝えして、それまでと同様に、次回の予約を決めて、その回を終了します。
もちろん、5回目にお申し出頂いて、そのまま終了する場合もありますが、数回お越しいただいた場合は、このような流れになることが多いように思います。
終了の理由
これは、概ね当初のご相談内容に見通したがついたとお感じになった場合や、何かの環境的な要因が背景に考えられます。
見通しがつく・・・とは
これは通常の相談とは意味合いが違うとお感じになられる方もあるかもしれません。例えば、とにかく学校に行ける事が終了を意味することもあるかもしれませんが、はっきりと学校に行かない意思を固めたという場合でも終了することがあります。
環境要因
環境的要因とは、季節の変わり目や、引っ越し、転職、スケジュールの変化、卒業、なんらかのイベントの終了などのことを考えています。
5回目の内容
カウンセラーはご予約いただいた時間に、いつもと同様に時間を確保してお待ちしております。
カウンセリングの内容は、これまでの内容を振り返るような展開になることもあれば、特定のテーマについて十分にお伺いするという場合もあります。
最後の回と言っても、基本的には、初回や2回目のカウンセリングと同様、その方にとっての意味ある語りを尊重する時間であることには変わりありません。
どのように時間をお使いになるかは、それぞれということになります。
これまでの4回の面接を振り返るような内容になるかもしれませんし、最後の回でもう一つ踏み込んだ話をお望みになられる方もあるでしょう。
今回で終了というご希望に、変更がなければ、当然ですが次回予約はせずに、終了となります。3回目や4回目と同様に、お会計後に、退室という流れです。
そして、最後の面接を予約しても、キャンセルしてそのままという形も十分にあって当然な事と考えております。
再開することもある
カウンセリングは、終了しても再開することが可能です。その場合は、また改めてご予約下さい。
まとめ
このように5回続いた場合を例にとると、何らかの環境要因やカウンセリングを開始した目的に目途が立ったことなどが終了のきっかけと理由になると言えるでしょう。
これらに限らず様々な終わり方があります。あと1回予約を入れるかどうするか迷う方もあるでしょう。その場合、予約だけ取っておいて不要ならばキャンセルしていただくという方法もあります。
本当に多様な活用方法があると思います。
また、カウンセリングへのモチベーションが低下してやめたいとお感じになり終了することもあるでしょう。カウンセラーに気をつかう必要はありません。