毎晩人は自然と眠りにつくものです。
しかし、誰しもが感じるところだと思いますが、すぐに眠りにつく人もあれば、眠るまでにずいぶん時間のかかる人もいます。
或いは、何かの習慣を済まさないと眠れないという人もあれば、灯りを落として真っ暗にしないと眠れないという人もあります。
眠りは現代人の大きな悩みの一つに挙げられるようになってきました。
不眠症のカウンセリングでは、一体どのようなアプローチとなるのか、ご活用の手がかりとなるようコンテンツを作成しました。
不眠症のカウンセリングとは
現代社会において眠りの問題を抱える方は多くなっています。
世間には、「睡眠外来」・「眠りのクリニック」などと呼ばれる医療機関も目にするようになってきました。
医療機関では、「いびき」のことなども対象としております、ここでは特に、心理的なテーマと関連の深い不眠症の事を指しています。
例えば・・・
- 緊張のためか眠れない
- 寝ても熟睡感がない
- 途中で目が覚めてしまう など
※不眠症の詳しい解説は下記サイトに医師の解説があります。
関連サイト:不眠症 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
現代社会現代人の多くが睡眠について満足を得ていないようです。
寝ていても浅い眠りだったり、眼が冴えてしまったりで、翌朝にだるい感じを覚えながら仕事に出掛ける人など多い事でしょう。睡眠薬がなければ眠れない方も現代社会にはかなりの人数いらっしゃるのではないでしょうか。
不眠は理解されない葛藤を生むこともある
眠りはよく我々の日常生活でも話題になる事柄です。
昨日はよく眠れた?などという一言から一日がはじまることも少なくはありません。
それほどに当たり前のことですから、逆にそれが阻害された時には非常に苦しい事と言えないでしょうか。
何言ってるの?よく寝てたじゃない
当人からすると全く眠れていないような場合でも、身内やその他の人が簡単に良く寝ていたと判断することがあります。
このような時、煮えくり返るような気持になった方も多いと想像しています。
熟睡感がないときには、周りからは寝ているように見えても、全く冴えない一日を送ることになり実力も発揮できないものではないでしょうか。
今日も日本中で、このセリフに多くの人が傷ついているのではないでしょうか。
これだけでも眠れない一つの要因が増えてしまいそうです。
眠りは繊細なことでもある
眠りは当然のことのもののように捉えられていますが、実は非常に繊細な行為なのかもしれません。
実際、枕が変わっただけでも眠れないことがあるものです。引っ越しなどなさった方は、環境の変化が大きく枕が変わるどころの規模ではないでしょう。
背景に何らかの不安や悩み、緊張?
眠れない背景には、何らかの不安や緊張などが関わっているのでしょうか?
分かり易いところでは、運動会や旅行の前日、試験の前などに眠れなくなった経験を持つ方は結構多いのではないかと思います。
また、何か前ではなく、終了後ということもあると思います。日中の緊張が抜けきらずに就寝時間が訪れた場合などは、直ぐに入眠することは困難です。
これらは背景に不安や緊張があったと言えそうです。
また、夫婦関係や子育ての悩みなどで気の休まることがないような場合にも、夜あれこれと考えてしまい眠れなくなることはあるでしょう。例え順調に進んでいるときであっても、ついつい働きすぎたりなどして眠れなくなったりと、付き合いの難しいことでもあると言えます。
時に、仕事の悩みが眠りを妨げることもあります。
緊張を強いられる業務の連続で眠れない
疲れすぎて眠れないという経験は、あったとしても、あまり理解されにくいことのように思います。
多くの人は、たくさん働いた後は泥のように眠るなどと言うように、よく眠れるイメージがあるのです。
これは心身バランス良く働き疲れたときのことであるように思います。
もしパソコンを8時間、或いは残業もして12時間もとにかく使い続けた後の疲れとはどのような心地でしょう。
プスン・・・プスン・・・と音が出るのはパソコンばかりではなく、ユーザーもそんな風になってしまっているのではないでしょうか。
こんな時は、果たして眠れるものでしょうか。眠ったとしても非常に浅い眠りとなりそうです。
仕事が終ってから十分な時間があればクーリングされそうなものですが、明日も朝一で出かけなければならないわけです。
あれはどうしようか・・・と布団の中でも仕事のことで悩むとき
日中の作業に関わらず、布団の中で不安が生じていることもあります。
それは何かの締め切りのことであったり、上司から言い渡された課題のことであったり、同僚とのいざこざの事だったりします。
これらが眠ろうと布団はいった後にも頭に浮かび忙しいのですから、眠れるような雰囲気ではありません。
この状況も、不安が緊張を作りだしており、くつろいだものではありません。
悩みが不眠の背景にあるということならば、誰かへの相談も意味をなすことがるでしょう。
人間関係は恐怖を生むこともある
恐ろしい同僚や上司がいる場合、それはもう戦場にいる心地になるかもしれません。
恐怖を感じた時人は、心拍数が上がったり、汗をかいたりするものです。
一生懸命になっている時、自分ではよくわからないことがある
仕事に打ち込んでいる時や、悩みの最中にいる時には、それらと眠りの関係に意識が向きにくくなっていることがあります。
スポーツなどでも、試合中にケガをしても(小指一本の骨折など)気づかないことがあるようにです。
直接的ではなくとも、ついついコーヒーを飲み過ぎていたということもあります。
仕事が煮詰まった状態では、コーヒーをがぶ飲みしてはパソコンに向かい、そして何度も戦場に向かうようにそれを繰り返してしまうものです。その場合、一日3杯までのコーヒーを8杯くらい飲んで言う事があります。しかし、今日8杯飲んだという自覚は残らないものです。
なぜか眠れない・・・という際には、何か疲れが溜まっていないかをまず点検してみるのも手でしょう。
いやいや、ずっとそういう生活をしてきたのだからそんなはずはない、ということもあるかもしれませんが。
生活リズム・習慣
お昼まで眠ってしまった場合などは、その夜眠れなかったとしても、それはありそうな話としてまぁ納得がいくかもしれません。
しかし、たくさん眠り過ぎてしまう背景には、慢性的な睡眠不足や疲れの存在もどこか頭を過ります。
これは現代社会特有の事柄と言えるかと思います。共働きに休日は子育ての事とか、介護のこと等、考えることはたくさんあります。また、夜とはいえど、街の明かりはずっと消えることはなく、夜空の星々を見ることもできない都市はたくさんあります。
住まいの外を往来する人は夜間でも絶えず、スマートフォンにはいつでも連絡が入ります。不眠は一種のテクノストレスによるものとも捉えることができるでしょう。
また、寝る直前に濃いコーヒーをがぶ飲みするような時には、やはり眠りにくいか、眠ってから起きてしまうのではないでしょうか。
眠れない事自体の辛さもあれば、それが家族や他者に理解されないという苦痛も強いものです。
意地の悪い人は、一瞬の浅い眠りの見て、そこを大げさに取り立てて来るのでいけません。まるで見張られているかのようです。
不眠症ではどのようなカウンセリングを行っていくのか
特段、「不眠症のカウンセリング」という具合に、プログラムを組んでいるわけではありません。
これは、他の相談内容の場合でも同様です。
カウンセリングとは、自由な対話を行う中で、より良い方向を探していこうとする取り組みです。
つまりは、不眠症の状況などをお伺いする中で、時に質問しながらお互いの理解を深め、何かを探そうとしていくわけです。
そこには自己理解なども含まれます。
かなり個別的で、様々な話をしながら進めてゆくものとお考えください。
また、別なアプローチではリラクゼーション法を用いることがあります。
人は、様々な出来事を経験する中で「緊張」を覚えることがあります。
例えば、何かの試験でも受けようとしている時を想像すると、既にドキドキしている方もあるかもしれません。
こうした緊張の持続や慢性緊張が不眠の背景に存在しているかもしれないと仮定されたならば、心身のリラックスを目指すリラクゼーション法を介したカウンセリングが意味をなすのではないかと考えます。
実際には対話を交えたカウンセリングとなることもあります。
一時的な繁忙期の事であれば、なんとかやり過ごせば問題とはならないかもしれません。
しかしそれらが周期的にやってくるとか、慢性的に当面は続くとなった場合には、「眠り」ということに焦点をあてる他に、「仕事との向き合い方」の方に意識を向けて行くことも意味をなすことがあります。(今までの向き合い方を否定するという意味ではありません)
上記の方に出てきたように、毎日すんなりと眠りにつく人もいるのです。
しかし、その人と同じようにはいかないことでしょう。真似もできない事が多いと思います。自分の場合はどうするかという事の方が重要なのだと思います。
まとめ
当オフィスで行う場合には、このような形になるかと思います。医療機関ではありませんので、診断や投薬はできません。状況に応じて、受診後の開始をご検討いただきたいと思います。いびきによる無呼吸症候群のように、不眠はストレスや不安とは無関係に生じることがあります。
眠りに悩む方に、当オフィスの立場から何かお役に立てることがあればと思っています。
別サイトの関連ページもご参照下さい。当オフィスは柏に開室しております。