カウンセリングにおいて、時間の扱いは非常に重要な意味を持ちます。
原則的に、予約時間ちょうどに開始されるものです。
しかしながら、実際的には困難なこともあり、現場によって微妙に異なります。
幾つかの想定される状況を例にまとめておきたいと思います。
カウンセリングルームの場合は性質上、通常待ち時間は発生しない
通常、カウンセリングルームは、心理カウンセリングを行うことに特化された機関です。純度の高いカウンセリングを行う環境には適しているとも言えると思います。
案内には、多くの場合、完全予約制などと書かれています。
最も時間通りに開始される確率が高い環境だと思います。
カウンセラー個人の要因に左右されやすいと言えると思います。例えば、50分の所を60分位まで長引くようなスタイルになっているカウンセラーでは、次の人に多少の待ち時間が発生する可能性があると言えるでしょう。カウンセラーが二人で、部屋は一部屋しかない機関はたくさんあります。
そもそも待合いのないカウンセリングルームも多いので、この場合はどこで待っていていいものか困ってしまいます。
通常、予約時間通りにはじまるものですので、待ち時間は発生しません。カウンセラーによりけりになります。
混雑した病院など
病院内でもカウンセリングは多く行われています。
病院においても時間のことは原則通り、重要に扱われます。基本的にはカウンセリングルームと同様と考えています。
しかし病院の特徴として、カウンセラー自体が単に一職員・スタッフであることを抜きにはできません。
何らかの事情で、カウンセラーが面接の部屋に辿り着けない状況が発生する可能性はあると思います。病棟に行ったり、会議に出たり、検査をしていたりと、あちこち移動しているようなカウンセラーもいます。
病院内の廊下で、もし目の前に患者さんが倒れていたらカウンセラーとはいえど、救助の限りを尽くすでしょう。看護師さんを呼ぶくらいのことしかできないかもしれませんが。
その他、事務的な作業を兼任するような勤務形態の人もいます。或いは他職種の補助をしているなども考えられます。このような場合、そちらが微妙に切り上げられないような状況が発生する可能性もあるのではないでしょうか。
もちろんいかなる状況においても、カウンセリングは時間通りに開始されるよう予定をくんだり準備万端にしておくべきなのですが、個人の力ではやはりどうにもできないことが時に起き得るものです。
5分、10分の遅れなどは想定されるものとしておく方が無難かもしれません。
遅れてしまう場合の手はずを相談しておく
やむを得ず遅れてしまうことがあるとしたならば、その場合、どこで待機するのか、最大どのくらい待つのか、誰かに問い合わせは可能か、などと事前に話し合っておくことは意味深いと思います。これはカウンセラー側が話題にすべき話だと思います。混雑しているのだから、待たせて当然などということではいけないと強く思います。
このブログは、柏のカウンセリング専門機関 | 心理臨床オフィスまつだによって作成されています。